風水理論に基づく結婚（桃花）運向上法

　風水では結婚運のことを「桃花運」といいます。
　桃花運の向上法は様々な形で宣伝されますが、それによって、効果（有名人）を得ている例は少ないと思います。
　まず、風水などで登場する「運気」の定義を解説します。

　１，運気の定義

　人間に対して、「運気」とは何でしょうか？
　まず、この点から出発します。
　一般的には「運気」はその人に巡ってくる「運の流れ」です。
　先天的に決定された事項は「運気」ではなく、「宿命」であり、運は後天的（命は先天的、運気は後天的、つまり、生まれた後に巡る運）を指します。
　これを向上する方法として、風水などが用いられます。
　宿命と後天運が別物であることをご理解いただきたいと思います。

　２，運気の向上とその価値

　運気が向上するといっても、何でもできるようになるわけではありません。
　運気が向上するとはいいますが、突然とんとん拍子になる訳ではありません。
　運が良くなれば、健康、財等にも良い影響が有ります。
　曽憲良氏（朝日新聞の取材に応じた江西省の風水師）曰く、人間の心理が良くなり、物事がうまく運ぶということです。
　ですから、何でもできる、突然とんとん拍子になる、というわけではありません。
　人間、物事が進めば嬉しいものです。
　価値はご理解いただけたかと思います。

　３，具体的な桃花運向上法

　それでは、続いて方法に言及しますが、一言申し上げたいのは、樹木は人の為だけではない、という喩えを前置きしたいと思います。
　つまり、この方法は種類次第では、害虫(例：毛虫などの食い荒らす虫、転じて、異性間トラブルの危険のこと)を招かない為に慎重になって頂きたいと思います。

方法1：本命卦の方法　

　本命卦別に、桃花方位を計算した表を掲載します。

　方法2：生年支による方法　

　４，2説ある「謎」の解明はまだできていない

　注意しなくてはならないのが、2番目の年支の説と日支の説があることです。
　また、生まれた日の十二支の説が日支説で、生まれ年の干支の1年分が、年支説です。
　その差、1日と1年の違いがあり、これは、なぜ2説あるかわかりませんし、どのような経緯を経て、日本に流入し、今日に至ったかはまだ解明されていないと申し上げておきます。

　5，気を動かすことにしたのは何故か？

　よく、触れ込みで「水法」と書かれるのですが、水を使う方法を水法というのではなく、道路等の気の流れを読む方法を水法というのが正解です。
　これであれば、歴史的な説明も自然ですし、花瓶の方位に限定するのは疑問です。
　その為、気を動かすことで、運を得る＝として解釈しました。

　6，結論

　1、自然か不自然かで考える必要のある技法。
　2、年支説と日支説があるものの議論の形跡はない。
　3，日支説と年支説の2説があり、その経過を記録や発掘した人は余りいない。
　4，花瓶は不自然で、違和感があり、気を動かすことに注意を払うことが大切。