あなたは、本物の風水を知っていますか？ と聞かれたら「えっ！？」と思われるのではありませんか。
風水ブームは以前から有りますが、その大半はDrコパ氏、李家幽竹さん、直居由美里さん、出雲阿国さん(芸人)から知ったのではないでしょうか？
特に女性はその傾向が強いのではないでしょうか？
私はこれらに関して「有名人の風水」と「有名人の色理論」で解説した通りです。
私が思っているのは、一般の方々が知っている風水は中国の理論に基づいた風水とは違うのでは？と思っているからです。
あなたは風水情報や風水知識をどこから入手してきましたか？
おそらく、Drコパ氏こと、小林祥晃氏、李家幽竹さん、直居由美里さん出雲阿国さんに関連するものではないでしょうか？
書店の占いコーナーの家相・風水関連の書棚ではかなりの量を占めています。
風水の話をしようとすると、「今年は何色がラッキーカラーでしょうか？」「〜運をアップさせるには何色が良いでしょうか？」といった感じで話が進んでしまいます。
そもそも、色は住人の八字の喜忌を優先する為（要するに五行の理論に関して）、安易に結論を出すとかえって悪影響を及ぼす場合があるので、本来はそのような話題にはなりません。
多数の人々はそのような「占いの一種」として認識しているのではないでしょうか？
そのような「ニューエイジ風水」を全否定するものではありませんが、中国の伝統的な理論に基づく、中国風水ではないということです。
又、世界で活躍する高名な風水師の理論や知識・実践技法等も含まれていません。
日本では中国の原書や研究資料等に基づいた「風水学の原理原則」を解説した本は非常に少ないのです。
「風水本」は殆ど「占い」コーナーにあるものではないでしょうか。
近年はまじめに風水を学習したいという方々が増えてきましたが、メディアの扱いレベルが低い為、実態を誤解させているのではないでしょうか？
私が風水学の研究しようと思ったきっかけは、和月伸宏原作のるろうに剣心で「風水学」が扱われていました（といってもかなり扱い方には差がありますが）。
その後、平成１６年７月から鮑黎明先生の風水学鑑定講座を受講し、山田光復先生の風水師養成講座と巡り合います。
欧米や香港、台湾等では流派の普及や流派に基づく鑑定が行われており、ニューエイジ風水（本来の風水とは異なるもの）で活動されている人々は淘汰されつつあり、私は英語は読めませんが、Master Joseph Yu氏や黒門先生等の弟子の方々が活躍されることを考えると、現在、日本で「風水師」を名乗りながら、ニューエイジ風水で商売をなさっている方々は風水流派、風水理論等を具体的に明示しなければ、近い将来、信頼を失うだけではないのではないでしょうか？
風水に関心を持たれた方はお遊びの「占い」としての風水なのか、本当に正しい「風水学」なのかの選択眼を持って接しないと、後悔のもととなりかねません。
海外の著名な風水師の間では、「認定証」が配布されるのが一般的であり、徐々に日本においても浸透していくと思われます。
有名人（Drコパ氏、李家幽竹さん、直居由美里さん、出雲阿国さん）以外の作者でも、家相学や九星気学等を使っていながらも、「風水」という名前を使っている人達がいます。
ご想像の通り、私も初めから伝統的な風水学の研究が出来たわけではありません。
又、本来の風水を解説した本であればあるほど理解するのが難しく、一般書店に置かれていないものも多いです。
なぜならば、多くの認識が「占い」である為です。
又、アマゾンのレビューなどにおいても、本当の風水学を理解した人とそうではない人がいる為、レビューも時として参考にならないことがあります。